2020年12月27日

築200年の蔵改修物語・その1

築200年の蔵改修物語・その1



築200年の蔵2棟の改修工事に携わってからもう三年。
といっても、設計だけを続けていたわけではなくて、
敷地全体の建物の今後の建て替え計画や分割手法、
既存樹木の移植や既存建物との連携など、
様々な検討の一環でした。
築200年の蔵改修物語・その1



足の踏み場もないほどの物が詰まった蔵を
まずは現地調査をして、既存図面を作成しながら
躯体の状況を把握することからスタート。
築200年の蔵改修物語・その1



真夏の蔵の中での現地調査は、なかなかハード。
蒸しかえる暑さの中ですが、
漆喰と木造躯体の蔵の中は、外部の酷暑に比べれば
まだましではありましたが。。。
築200年の蔵改修物語・その1



こうして寸法を描き起こしてから、
3DCADによる図面化と模型を製作して、
基本的な補強構造計画を考えます。
築200年の蔵改修物語・その1


築200年の蔵改修物語・その1



ここでは、すべてを全面改修する予算はかけられないので、
部分改修として、躯体補強計画および外部漆喰壁補修と
内部の収納計画に絞っての改修計画となりました。

設計がまとまり、見積および調整も終わって、
改修工事に入ったのが、ちょうど一年前。
築200年の蔵改修物語・その1



そのころ、ポツンと一軒家と大改造!!劇的ビフォーアフターの
初コラボ番組のリフォームも始まり、
ちょうど、この蔵の下屋の銅板を剥がして、
私の教えております静岡産業技術専門学校の学生たちに
手伝ってもらって、加工・取付工事をおこないました。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/202003/article_9.html

築200年の蔵改修物語・その1


築200年の蔵改修物語・その1



築200年の蔵の下屋の銅板が、
築150年の古民家リフォームへと
学生たちの若い人の力で、受け継がれていくのも感慨深いです。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/202004/article_3.html

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